はじめに

この記事では、漫画「ミッドナイト・セクレタリ」のネタバレ②(11話~19話)を掲載しております。

その他の話数のネタバレや登場人物まとめ、考察については下記のリンクからご参照ください。

登場人物

ネタバレ①(1話~10話)

ネタバレ②(11話~19話)当記事

ネタバレ③(20話~26話)

ネタバレ④(27話~34話/最終話)

考察(花夜はいつから、なぜ、杏平に惹かれたのか、杏平が花夜と結ばれない弊害の変化) (8/3時点未掲載)

それではどうぞ!

11話

花夜はエアデ社への出向の仕事をしつつ、夜は杏平の自宅で杏平の秘書として働くことを約束する。

でも杏平の特別扱いは自分を愛しているからではなく「私の血が特別だから」と思う花夜。

花夜は「吸血族としてのプライドが高い人だから「たかが人間」を気遣ってしまうのが気に入らないのね、きっと」と杏平を好きな気持ちを押し殺しす。自らが有力な秘書であることを保つために。

杏平が他の女のもとへ行くことを悲しく思いつつ、「食事なので仕方ない、彼女たちと違い私は秘書だから常務のそばにいられる、仕事を頑張らないと」と秘書としての仕事に精を出す。

杏平が何度も言うので髪型を少し変えたのに、何も言わないことに苛立つ花夜。

トーマではなくエアデに行っているので残業できない日もあり、苛立つ杏平。

12話

夜な夜な杏平の仕事を手伝うおかげで、トーマに花夜がいなくても杏平の秘書課がうまく回ってしまうようになった。

「トーマは花夜がいなくても大丈夫。有能な秘書なのだから、より花夜を必要としているエアデにもうしばらくいないか、エアデもそれを望んでいる」と柾己専務に言われる。

傍で聞いているにも関わらず、引き止めてくれない杏平に花夜は悲しく思う。

そこで花夜は、自分のエアデでの仕事を少し減らしそれとなく人に回すことで、自分がいなくてもエアでの秘書課が回ると思わせ、トーマに帰れるように仕向ける。

しかし鷹栖社長にはより評価され、その上トーマはまた杏平の秘書課が回らなくなってきたので新しい秘書をつけることが決まる。うまく行かない辛さや心労や無理がたたって倒れる花夜。

13話

花夜を看病する杏平に気持ちが溢れ出し「常務の傍に戻りたかった。他の誰かが常務の秘書になるのは嫌なんです」

と泣きながら訴える。

心動かされた杏平は「どこで何をしていようともお前は俺のものだ。俺を信じて待て」と抱きしめる。

花夜から離れ杏平は何かを決意する。

杏平「認めなければ吸血族としての誇りすらちにまで堕ちるぞ

せめて潔く認めてしまえ

そうだ

俺はあの女が愛おしいんだ」

杏平は花夜を家に送り「身体を休めるために2週間待て。うちにも来なくていい」と伝える。

14話

しかし1週間後、杏平がトーマを辞めたと鷹栖社長から聞かされる。

驚く花夜。信じて待つが、2週間たっても連絡はない。

15話

「信じて待てって何を信じればいいの…!常務はいないのに!」と心揺れるが、今は待つしかないと前を向く花夜。(明るく前向きで素晴らしい主人公)

杏平からやっと連絡が入る。

松下の運転で連れてこられたのは、大きなビルの最上階。

杏平「俺のオフィスだ。まだ何もないがな」

暗いフロアに杏平の声だけ響く。

心配を悟られまいとする花夜だが、声を聞くたび涙が溢れだしてしまう。

それを見て耐えられない花夜は、これまでになく花夜を求め、そしてこれまでと変わって優しく花夜を抱く。

杏平「会いたくなかった。声すら聞けなかった。自分に苛々させられる。人間ふぜいをここまで求めている自分に」

ここまで言われてもまだ自分に愛を向けられているとは気づかない花夜。

杏平はこのビルの3フロアを使い、株の運用をする会社を起業すると言う。前々から決めていたそう。

杏平「そろそろあいつら(兄と父)に付き合う義理も果たしたしな」

杏平がトーマと縁が切れることで、やはり正式な秘書にはなれないことを悟り悲しくな花夜だが、杏平は「お前もここに来るんだ」と言い放つ。

トーマを辞め、エアデの出向も途中までで放り出せという杏平に、そんな無責任なことはできないと食ってかかる花夜。

16話

しばらくエアデの秘書と杏平の秘書を二重にこなす日々がまた続く。

激務の中急いで杏平の元に行っても褒めも感謝もせず「遅い」と言う常務(最低だ)

急いで戻ってきたのに少し耳をかじると「お前の地で腹を満たすわけには行かない」と女のところへ行き「戻るまでここにいろ」と放置する(やはり最低)

花夜「そもそも二重秘書をすることは倫理に反しているのよね」と。(やっとここでその問題を花夜の心の声から聞けた。)

トーマの人も、トーマで働くことも好きな花夜はトーマを辞めることを悩む。

そんな中、鷹栖社長が杏平との仲を花夜に聞く。重役秘書という立場の花夜が、影響力が強く動向が注視されている者と交際している場合、会社も注意を払わねばならない、と。(そらそうだ)

花夜は「特別な仲ではなく、ただ残務の手伝いをしているだけ。誤解を招き申し訳ない」と告げ、鷹栖もその言葉で「わかった」と言ってくれる。

しかし花夜は「自分が常務の不名誉になりたくはない。乗務を守るためにいるのに」としばらく行かないことを杏平に告げる。

翌日、エアデにわざわ杏平が来て鷹栖社長と話をする。

杏平「里塚は秘書として自分になくてはならない存在で、今も自分の秘書をしている。職務倫理的に問題があるが里塚の仕事に関する忠誠心は並じゃない。里塚の秘書としてのプライドを信頼してほしい」と頼む。

今まで花夜のことを必要としている自分を認めたことなかった杏平がそんなことを言うことに驚きながら静かに喜ぶ花夜。

鷹栖社長が花夜を返して欲しいのでは?と聞くと、花夜のしたいようにさせたい、と答える杏平。

君はどうしたい?と鷹栖に尋ねられ「エアデやトーマには私の代わりになる方がたくさんおいでですが、常務の秘書は私しかおりません」と凛として答える花夜。

鷹栖社長は、今の仕事と秘書課の基盤ができたのちエアデを去ってもいいと言ってくれる。

見送りに杏平と二人きりになった花夜は、あんなふうに言ってくれてありがとうと礼を言うが、杏平は「形だけ頭を下げただけだ。返して欲しいかなんて馬鹿馬鹿しい。おまえはずっと俺のものだ」と言い放つ。その様子にまた苛立つ花夜。

17話

杏平が新たにつくるオフィスの内装を、はインテリアを扱うエアデに頼む杏平。鷹栖と杏平、それぞれの秘書である立場に困惑しながらも仕事をてきぱきとすすめる花夜。

鷹栖に花夜は、「鷹栖社長に自分の秘書だと思い知らせたいだけの杏平が子供っぽい」と呆れる。

しかし鷹栖は花夜に対し、杏平の前で「ランチを取りながら一緒に案を見直し、ショールームも一緒に行こう」と誘う。逆に見せつけられて苛立つ杏平(かわいい。しっぺ返し食らってる)

日当たりのいいショールームを鷹栖と一緒にまわる。そこで鷹栖から「つきあわないか?俺たち」と突如言われる。「今日、君とショールームを歩いていて感じた。君は俺の生活の中にいることはとても自然だ。君が隣にいることで満ち足りている。俺は思っていたよりもずっと君に惹かれていたんだな」(いいプロポーズだーでもやっぱり社長だからか、自分主体というか・・・少しもやもや)

「鷹栖社長と暮らすイメージはすぐできる。頼れる旦那様、明るい日差しと暖かな家庭。自分の理想の形にぴったり。でもそんなに陽のあたるところを想像しても、後ろの暗闇を見つめてしまう。そこには・・・あの人がいるから。影がある限り私はこの人を想う。私はこの人が好きなのだ。だからここが私のいる場所なのだ」(うーん・・・・なれるかなぁなれるか。好きという気持ちは本当に盲目なのだ。モラハラ夫に気をつけても落ちてしまうこともあるのだ。)

18話&19話

とうとうエアデとトーマを辞める日。みないい人ばかりで少し後ろ髪引かれるが、もっとそばにいたい人がいる、としっかり前を向く花夜。

兄である専務は「弟が会社を出るのも、投資会社として裏からトーマを支えようとしてくれているんだろう。君をなくすのは惜しいが、弟のそばにいてくれるのは心強い。けれど吸血族を想うことは思っている以上に苦難が待ち受けるだから反対すべきなのだろうとも思う」と煮え切らない表情。

対して花夜は「でも今は自分の気持ちに正直に進もうと思います」と晴れやかな顔でまっすぐ告げる。

トーマを辞めてLVC社の当麻杏平社長の秘書となった花夜。

杏平が常にそばに置き、重要な会議にも出席させる花夜を、幹部の中には疎ましく思う者もいる。(東川透、清水弘瀬、剣淵湧一郎)

「ただの愛人であろう女に何ができると言うんだ」と東川が陰口をいうのを耳にし、花夜はイラつくが、「杏平が秘書として自分を必要としている限り誰からどう見られても構わない、私は私の仕事に誇りを持っている」と前を向く。幹部にも凛として接する花夜に興味を持つ剣淵。

杏平は今も定期的に女性で食事をする。そのスケジュール管理も顔色を変えず冷静に行う花夜に苛立つ杏平。嫌味を言うが、「これも仕事です」とあくまで秘書としての姿勢を崩さない花夜に苛立ちを隠せなくなり「金で抱かれる女と変わらんな」と更に嫌味を言う。

そんな中、一人の女性が杏平を訪ねてくる。彼女は吸血族の女性で万里香といい、花夜のことも吸血族の中で話題になり聞いているという。

杏平も万里香に対し、好意を見せはしないが他の女性とは違い、心を開いているように見える。自分とは違う杏平の特別な女性の存在、そしてやはり秘書でしかない自分の立場に胸を痛める花夜。

・・・続きはネタバレ③にて